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米アマゾン、プライム・エア向け航空貨物ハブ新設

2017年2月1日 (水)

EC米アマゾンは1月31日(現地時間)、ドローンを利用した配送サービス「プライム・エア」の輸送需要が増加しているとして、拡大する貨物量をカバーするための航空貨物ハブ拠点を、ケンタッキー州ヘブロン市のシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港に開設すると発表した。稼働後は2000人分の新たな雇用を創出する見通しだという。

同社は昨年、プライム・エアの利用者により早く、柔軟な配送サービスを提供できるようにするため、航空キャリア2社から40機の航空機をリースする契約を締結。このうち16機はすでにアマゾン利用者のために投入されている。同空港に設けられるプライム・エア専用ハブ拠点は、プライム・エア向けの貨物の積み降ろしや仕分け業務を担う。

ケンタッキー州で同社は過去20年近くにわたって11の物流拠点(フルフィルメントセンター)を運営し、1万人以上のフルタイム労働者を雇用してきたが、プライム・エア向けの新航空ハブ拠点を開設することで、拡大する配送需要に対応する。

同州のマット・ベビン知事は「アマゾンのプライム・エアハブが世界的なフルフィルメント業界に大きな変革を起こすのは間違いなく、ケンタッキー州は、これまでの常識を打ち破り、常に変化し続けるエキサイティングな冒険的事業のパートナーとなることに興奮している」と話した。