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豊田自動織機、290億円で米大手物流SI会社買収

2017年2月3日 (金)

サービス・商品豊田自動織機は3日、北米で物流ソリューション事業に本格参入するため、米国の大手物流システムインテグレーター「バスティアンソリューションズ」(インディアナポリス)を買収することで同社と合意した、と発表した。買収額は290億円で、北米子会社を通じて4月3日にバスティアン社の全株式を取得する。

2014年に53兆円だった北米のEC市場規模は18年に79兆円と、4年で1.5倍に拡大する見込みで、物流現場では通過荷量の増加、荷姿の多様化への対応、処理スピードの飛躍的向上といった「高度な物流課題の解決」が求められることから「物流ソリューション事業の持続的な成長」が見込めると判断した。

買収により、豊田自動織機はバスティアン社を核に北米の物流ソリューション事業を強化し、汎米・大型案件を幅広く獲得しながら、事業規模の拡大につなげたい考え。

バスティアン社は、米国に拠点を置く物流システムインテグレーターとして、倉庫内物流機器の制御、管理を行う優れたソフトウェアの開発力を持ち、顧客に最適なハードやソフトウェアの選定・システム開発・ネットワーク構築・保守メンテナンスなどのすべてを一括して請け負い、提供するサービスを強みとしている。