荷主ニフコは、家電メーカーによる国際調達拠点の中国、インド、インドネシアへの移転がここ数年で進み、シンガポールの家電部品輸入販売拠点が「当初の使命を達成した」として、4月末にシンガポール子会社を解散する。
子会社は、かつて多くの家電ユーザーがシンガポールに国際調達事務所を設置したことを受けて設立し、当時、ニフコの拠点がないASEAN地域の自動車部品の輸入販売も担っていた。
その後、家電ユーザーが中国へ移転したり、2010年以降はインドやインドネシアに製造拠点を設立したりと拠点の移動が進んだことから、子会社を解散することにした。