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福通3Q、運送事業でコスト高吸収できず営業減益

2017年2月6日 (月)

ロジスティクス福山通運が6日発表した2016年4月から12月までの9か月間(第3四半期)の決算は、主力の運送事業で増加したコストを吸収しきれず、国際海上フォワーディング事業でも部門利益が35%以上減益となったのが影響し、全体の営業利益が11.1%減最終利益も2.8%の減益となった。

売上の9割近くを占める運送事業では、12月に大分県下で4か所目となる佐伯営業所を開設して輸送サービスを強化したほか、中核の商業小口荷物分野に注力するため、取扱荷物の選別を強化し、積極的な運賃・料金改定を進めたが、増加するコストを吸収しきれず、部門利益は91億5700万円(前年同期比10.3%減)にとどまった。

また、国際事業は通関の取扱件数が急速に持ち直した一方、海上フォワーディング事業の収益力が大幅に低下し、35.4%の減益となった。

■第3四半期(2017年3月期)

期初からの累計実績(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
直近3か月(百万円)
前年同期比
売上高
192,6440.3%62,6820.5%
営業利益
9,408-11.1%4.9%2,372-17.1%
経常利益
10,752-10.2%5.6%----
最終利益
8,121-2.8%4.2%----

福山通運