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TIS、自律移動型ロボット開発ベンチャーに出資

2017年2月7日 (火)

サービス・商品TIS、自律移動型ロボット開発ベンチャーに出資TISは6日、自社の投資組織を通じて自律移動型ロボット開発ベンチャーのSEQSENSE(シークセンス、川崎市多摩区)に出資する、と発表した。

シークセンスの自律移動型ロボットは、レーザースキャンを用いた3次元マッピング技術でロボット周辺の環境をリアルタイムに把握し、レーザースキャンの形状から人間を判別することができるため、人間が存在する商業施設やオフィスビルなどの環境下でもGPSや事前の地図情報なしにスムーズに移動できるのが特徴。

公募型の公開実験「羽田空港ロボット実験プロジェクト2016」の第1期の参加事業者にも採択されている。

24時間の巡回警備が必要な施設内警備など高度なセキュリティレベルを求められながら、人材の確保が難しい領域からサービスの提供を始める。その後は、自律移動型ロボットの活用が望まれる分野に合わせた機能開発を行い、サービス提供領域を広げていく。

シークセンスは2016年10月創業で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ・はやぶさ2プロジェクトメンバーや20年以上フィールドロボットの開発に携わっている明治大学理工学部の黒田洋司教授らが設立した自律移動型ロボットを開発するベンチャー企業。

TISでは「シークセンスと共同で空港やデータセンターでの24時間警備を支援するソリューションや、大規模施設の警備支援やロボットによる施設の案内支援、搬送サービス支援など、労働力の確保が難しくなると考えられる事業領域を中心にソリューションやサービスの提供を目指していく」としている。