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配達員通勤できず、未配達量も考慮し判断

ヤマトが鳥取でDM便の荷受け一時停止

2017年2月16日 (木)

ロジスティクスヤマト運輸は16日、今月9日からの大雪の影響により鳥取市で「クロネコDM便」の配達に大幅な遅延が生じているとして、同日からDM便の荷受けを一時停止すると発表した。同様に配達が遅れている宅急便については通常通り荷受けを行っている。

鳥取市では日本郵便と佐川急便でも集荷・配達の遅れが続いているものの、今回の大雪で荷受け停止の判断に至ったのはヤマト運輸のDM便が初めて。

同社によると、気候状況は徐々に回復に向かいつつあるが、すでに預かっているDM便の遅れが大きいため、これ以上の荷受けを一時的に回避して配送品質を改善する必要があると判断した。

宅急便とDM便で荷受けの対応が分かれた形だが、宅急便の場合はセールスドライバー(SD)が配達を担っているのに対し、DM便は同社と業務委託契約を結んでいる「クロネコメイト」が届けているため、同社の営業所に出社できないケースが生じていることから、荷受け済みの配達物への対応も考慮して一時荷受け停止に至った。

再開の判断について同社は「具体的な時期はわからないが、遅延状況とクロネコメイトの通勤状況が改善でき次第、なるべく早く再開したい」としている。