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ESR、アゼルバイジャン国営石油基金が1億米ドル投資

2017年2月16日 (木)

産業・一般ESR、アゼルバイジャン国営石油基金が1億米ドル投資ESRはこのほど、南コーカサスに位置するアゼルバイジャンの国営石油基金(SOFAZ)から13日付で日本のポートフォリオに対し、1億米ドル(113億円)の投資を受託したと発表した。

物流業界の3PL事業者とEコマース事業の急速な発展により、日本経済の安定化とともに近代的な物流施設の不足も引き起こし、近年、ディベロッパーと投資家にとって物流部門は「魅力的な投資」の選択肢となっているという。こういったことを背景にESRの経営戦略とSOFAZの投資戦略が一致し、合意に至った。

SOFAZは1999年にアゼルバイジャンのソブリン・ウエルス・ファンド(政府系ファンド)としてアゼルバイジャン共和国の首都・バクーに設立。同国の石油と天然ガスの外貨収入を原資の効率的運用を行い、現・次世代の福祉向上に活用することを主な活動としている。

ESR、アゼルバイジャン国営石油基金が1億米ドル投資

▲左・チャールズ・デ・ポウテスESRプレジデント、右・スチュアートギブソンESR共同CEO兼日本法人ESRCEO

チャールズ・デ・ポウテスESRプレジデントとスチュアートギブソンESR共同CEO兼日本法人ESRCEOは「我々はアゼルバイジャン共和国のソブリン・ウエルス・ファンド(政府系ファンド)だ。SOFAZと関係を築くことができ大変喜ばしい。過去3年以上、SOFAZはアジア地区に集中した投資活動で優れた功績を残しており、高い需要と成長性のある投資対象を見抜く洞察力の高さを示している。すなわち、彼らは我々の市場にその可能性を見出している」とコメントした。

ESR、アゼルバイジャン国営石油基金が1億米ドル投資"

▲シャフマー・モヴスモフSOFAZ CEO

シャフマー・モヴスモフSOFAZ CEOは「我々はSOFAZにとって日本の物流市場への初の投資を、物流不動産をけん引するディベロッパーであるESRに対して実現できたことを大変嬉しく思っている。今回の投資は『厳しい適正評価を経て、もっとも注目している地域と投資対象に集中的に行う』という我々の戦略とESRの『日本の3大都市圏に集中した戦略』が一致した結果でもある。日本で最新設備を備える物流施設を首都圏・大阪阪圏を中心に開発することは、Eコマース事業の成長に伴い求められる水準高くなっていることを物語っており、この投資により我々の現在の不動産ポートフォリオが万全になった」と話した。