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ファーウェイとドイツポストDHL、IoTの物流展開で提携

2017年2月17日 (金)
ファーウェイとドイツポストDHL、IoTの物流展開で提携
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サービス・商品ファーウェイ(華為技術)とドイツポストDHLサプライチェーンは17日、産業向けIoT機器やインフラを活用したサプライチェーン・ソリューションを幅広く展開していくことに合意した、と発表した。

合意では移動体通信を用いたIoT技術に焦点を当て、「最小限の消費電力で遠隔地にある大量のデバイスとの通信を実現」させるといった革新的な取り組みを共同で進める。

両社はこの取り組みによって多様な機器の接続性がサプライチェーン分野で高まり、「倉庫業務、貨物輸送、ラスト・ワンマイルの配送で重要なデータの提供や可視化が可能になり、より統合された物流バリュー・チェーンを実現できる」とみている。

IoTは世界の物流業界で、2025年までに最大1.9兆米ドル(217兆円)の経済価値を生み出す可能性を秘めているとされ、物流企業はネットワークに接続された安価なセンサーや機器を活用することで、「サプライチェーン・プロセスをより最適な形で監視、最適化する」ことができるようになる。

ファーウェイは今回の合意を踏まえ、DHLがファーウェイのIoTデバイスと通信に関する専門知識を持つ人材、ネットワーク・インフラを活用できるようにするとともに、より高度なセンシングや自動化機能を倉庫業務、貨物輸送、ラストワンマイルの配送サービスに導入するため継続的に取り組む。両社は欧州と中国で商用パイロット・プロジェクトを展開し、こうしたイノベーションの成果の商用化と販売に向けた取り組みでも協力する。