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日本機械輸出組合調べ

16年12月の機械輸出額、15か月ぶり増加

2017年2月17日 (金)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は16日、2016年12月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は4兆3548億円で前年同月と比べて4.8%増え、15か月ぶりにプラスとなった。

JMCは、「自動車をはじめ、主要な21輸出業種のうち13業種がプラスとなったことなどによる」と分析。為替・営業日要因が4.4%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は9.6%増加。

輸入額は1兆9833億円で3.6%増となり、14か月ぶりにプラス。

輸出額の地域別では、北米向けが2.9%増、中国向け(15.6%増)、ASEAN・南アジア向け(3.2%増)、EU向け(2.2%減)、韓国・台湾向け(28%増)、「その他地域」向け(12.4%減)――と4地域で増加。

業種別では機械輸出額の21業種中13業種がプラスとなり、全体の37%を占める自動車(0.6%増)のほか、産業機械(14%増)、電子ディバイス(15.1%増)、軽電気機械(10.1%増)、船舶(18%増)の4業種が二桁増となった。

JMCでは1月の輸出について「為替・営業日要因は3.3%の減少寄与要因となる」としているが、2月8日発表の貿易統計によると、1月上中旬の全商品輸出は6.5%増加だった。