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帝国データバンク調べ

道路貨物運送の震災関連倒産、ホテル・旅館に次ぐ多さ

2017年3月2日 (木)
道路貨物運送の震災関連倒産、ホテル・旅館に次ぐ多さ
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話題帝国データバンクによると、2011年3月から17年2月末までの6年間に東日本大震災の影響を受けて倒産した企業のうち、道路貨物運送業は50件となった。この数字は最多のホテル・旅館経営(120件)に次いで大きく、荷動きや取引先の減少が運送需要の減退につながった。

上位分類の業種ごとの震災倒産件数は「サービス業」が430件で全体の22%を占めて最多。以下、「卸売業」400件(20.5%)、「製造業」379件(19.4%)と続き、道路貨物運送業の上位分類である「運輸・通信業」は119件(6.1%)となった。

経過年数ごとの推移を見ると、建設業は1年目に120件を数えたが、復興需要から土木工事や建築工事が増加したことなどを受け、6年目には6件と20分の1にまで減少。運輸・通信業も1年目が28件、2年目25件、3年目35件、4年目18件、5年目11件、6年目2件――と年を追って減少傾向を辿り、「震災関連倒産」としてはほぼ落ち着いた。