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区分複雑化で無免許誘発懸念

全ト協、準中型免許スタート前に識別シール販売

2017年3月3日 (金)

ロジスティクス今月12日から準中型免許制度がスタートするのを前に、全日本トラック協会(全ト協)と日本貨物運送協同組合連合会(日貨協連)はトラックの種類を識別しやすくする「自動車識別シール」を作成、販売を開始した。

準中型免許は、普通免許の取得を前提条件とせず、18歳で取得できる新たな免許区分で、高校新卒者などのトラック運送業界への就業の間口を広げることから、深刻な人手不足に陥っている同業界からの期待が大きい。

ただ、免許の種類が従来の普通・中型・大型から普通・準中型・中型・大型へと増え、積載量や車両総重量の区分も細分化と変更などが行われることから、全ト協では「無免許運転を誘発する懸念がある」として、自動車の種類が識別しやすいシールを貼付できるよう、シールを作成した。

シールの作成は全ト協が、販売は日貨協連が受け持つ。販売価格は20シール入りのシートが1枚1500円(税・送料別)だが、トラック協会か日貨協連傘下の協同組合に加入している事業者は1000円で購入できる。

1枚のシートにはAタイプ(準中型車、車両総重量3.5トン以上5トン未満)、Bタイプ(準中型車、車両総重量5トン以上7.5トン未満)、Cタイプ(中型車、車両総重量7.5トン以上-8トン未満)、Dタイプ(中型車、車両総重量8トン以上11トン未満)の4種類が5枚ずつ入っている。

■購入申し込み・詳細
https://www.nikka-net.or.jp/information/?id=231