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ALSOKと寺岡精工

「必要時に最適な現金を配送」実用化へ運用開始

2017年3月3日 (金)

サービス・商品綜合警備保障(ALSOK)と寺岡精工は3日、流通・小売業界が抱える人手不足と収益性の向上などの課題解決を目的に、「必要なときに 必要なだけ 最適な現金を配送する」現金管理トータルサービスの実用化に向けた運用を3月から開始すると発表した。

このサービスは、閉店後のレジ締め作業時間の大幅短縮・レジ間での釣銭補充・金庫金とレジの現金の一括管理などを実現した寺岡精工の「キャッシュマネージメントシステム」(POSシステム)と、両替・出金・売上金計算・小口管理・口座振込など店舗の運営をトータルでサポートするALSOKの「入出金機オンラインシステム」を連携させることにより、「必要なときに 必要なだけ 最適な現金を配送する」といったこれまでにないサービスの提供を目指すもの。

「必要時に最適な現金を配送」実用化へ運用開始

(出所:綜合警備保障)

キャッシュマネージメントシステムは、「レジ業務の簡略化」と「店内現金の圧縮」を実現するソリューションで、2012年からスーパーマーケットを中心に提供しているもので、レジ一括精算、レジ間での釣銭補充といったキャッシュリサイクル、レジの現金と金庫金を一括管理することによる現金の見える化などの機能を持つ。

入出金機オンラインシステムは、その日の売上金を投入すれば、翌銀行営業日の銀行口座への入金と、翌日の釣銭準備が完了するシステムで、使い慣れた銀行のATMと同様の操作で、店舗にいながら銀行口座への入金処理をこなし、さらに両替や営業中の経費支払など出金機能にも対応できる。

両システムは個人ごとの操作権限設定が可能で、操作履歴からレジ別現金在高の過不足について原因追求が容易なため、アルバイトでも簡単・確実に現金の処理ができるという。

キャッシュマネージメントシステムで店舗内(入出金機、レジ、金庫内)の現金を「見える化」することで、レジ間やレジと入出金機間での現金リサイクルを可能にする。「見える化」データや過去の釣銭使用実績などからALSOKが最適な釣銭を計画、タイムリーに店舗に配送することで大量の釣銭資金を圧縮し、収益性を向上させる。