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TRCが最新物流拠点・新B棟公開、引き合い「想定以上」

2017年3月3日 (金)
TRCが最新物流拠点・新B棟公開、引き合い「想定以上」
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拠点・施設東京流通センター(TRC、東京都大田区)は3日、完成に向けて工事が進むマルチテナント型物流施設「物流ビル新B棟」の一部区画を報道向けに先行公開した。先行公開した区画では、すでに内装の施工を終え、新B棟の特徴のひとつとされる「歩廊」を見学することが可能で、物流施設では画期的な歩車分離構造を体感できる。

TRCが最新物流拠点・新B棟公開、引き合い「想定以上」

▲TRC関口史彦常務

入居を検討している企業の業種としては大田市場に近い立地を反映してか食品関係が多く、楽器・映像、機械・器具、ネット通販、メディカル関係の企業からも引き合いがあるという。まだ竣工まで3か月程度あるが、事前に入居を決めた企業も出始めており、「具体的な(契約率の)パーセンテージは控えるが、当初の予想を超えるペース」(TRC関口史彦常務)で推移している模様だ。

地上6階建て、延床面積17万1300平方メートル(5万1800坪)という広大な規模ながら、同社はテナント誘致活動にかなりの手応えを感じている。その要因としては、1年ほど前に開設した「プレゼンテーションルーム」を活用した取り組みが考えられる。これまでにプレゼンテーションルームを訪れた企業は400社に達しており、見学者にとっては「いろいろと発想が広がる機会になったようだ。この施設で入居を決めた企業もある」(関口氏)。

TRCが最新物流拠点・新B棟公開、引き合い「想定以上」

TRCが最新物流拠点・新B棟公開、引き合い「想定以上」

▲板材にアルミ板を使い、廃棄を削減しつつ、美しい仕上がりに

同社は毎週火曜日と金曜日の15−17時の時間帯で現地内覧を受け付けており、一足先に引渡状態を確認できるとあってこれまでに40社・100人が来場。「2月から現地にモデルルームのような見学可能な場所を設けた。来場者の中には『現物を見てレイアウトのイメージができた』などと好評で、入居を決めているテナント企業からの見学者には、メジャーを持って採寸する姿も見られた」(関口氏)。

工事は順調に進んでいるようで、3日時点で新B棟の建設工事の進捗率は89%となっており、予定通り6月末には竣工を迎えるとみられる。

■新B棟特設サイト(内覧受付)
https://trc-logistics.jp/new-b/