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パナ、再配達4割削減した宅配ボックスの品種拡充

2017年3月6日 (月)

ロジスティクスパナ、再配達4割削減した宅配ボックスの品種拡充パナソニックは6日、社内カンパニーのエコソリューションズ社が、宅配便の再配達を削減させる宅配ボックス「COMBO」(コンボ)シリーズの品種を拡充し、4月3日から発売すると発表した。

アパート用として複数世帯で使用できる「COMBO-Maison(メゾン)」、戸建住宅用としてポストと宅配ボックスを一体化させた住宅壁埋め込み専用の「COMBO-int(イント)」と門柱などに設置できる洗練されたデザインの「COMBO-F(エフ)」を拡充させる。

同社は、宅配ボックスを活用した再配達削減の実証実験を福井県あわら市と昨年11月に共同で実施し、市内のモニター設置世帯における配達率は設置前の「49%」から設置後(昨年12月実績)「8%」に減小している。

パナ、再配達4割削減した宅配ボックスの品種拡充今回発売する3種類は、新たな市場のニーズに先駆けて品種を拡充したもの。アパート用のコンボメゾンは、入居者が変わっても鍵を交換する必要がない暗証番号式を採用。部屋ごとに暗証番号を設定できるため、受取り間違いを軽減できる。ひとつの預かり荷物に対して1回のみ押印可能なため、いたずらなどセキュリティ面に配慮している。

電気工事が不要で簡単施工。既築アパートにも設置できる。雨水処理をしているので屋外設置にも対応する。コンパクトサイズとハーフタイプの2種類のボックスの大きさに加えて、各戸で使用する「専有1錠」、複数戸で共有使用する「共有4・6・8錠」などを取り揃えた。

パナ、再配達4割削減した宅配ボックスの品種拡充04戸建住宅用のコンボイントは住宅壁埋め込み専用で、家の中から郵便物や宅配物が取り出すことができる。住宅壁に収まるポスト一体型を採用、カラーは、外壁になじむ建築素材由来の4色(鋳鉄ブラック色、ステンシルバー色、漆喰ホワイト色、エイジングブラウン色)。鋼板を用いたボックス構造で準防火地域にも対応、断熱材を採用し結露に配慮した設計としている。

コンボエフは、ポスト一体型の宅配ボックスなため、玄関空間のスペースを有効活用できる。ブロック2個分の大きさより一回り小さいサイズで、取替えリフォームにも対応可能。

拡充させた3種はいずれも電気を使わずに施錠・押印が可能で、設置後も電気代は発生しない。配線工事も不要となっている。

同社は、宅配ボックスを一家に1台の製品に定着させることを見据え、今後もさらに品揃えを強化していく。