日通、越境EC支援事業者に選定

EC日本通運は29日、経済産業省が実施する震災復興のための越境EC支援事業の支援主体事業者として選ばれたと発表した。

同事業は、第3次補正予算の枠内で東日本大震災の被災地に立地する事業者、被災地事業者など被災地関連商品を扱う事業者の海外向けECサイト構築・運用を支援するとともに、そこから生まれた成功モデルの普及啓発を図り、成長を見込む海外市場への販路開拓による持続的な復興・振興を目指すもの。

同社がこの事業を展開する台湾では、1988年に現地法人「台湾日通国際物流股フン有限公司」を設立以降、7都市13拠点で物流サービスを展開している。

同社は、台湾ECモールへの出店支援や、同社の物流ノウハウを持つ現地業者を利用した輸送網、台湾に現地法人を持たない顧客への代理商社紹介といった機能を従来の輸出入通関、在庫管理、ECサイト構築、コールセンター運営といったサービスに付加し、台湾ECビジネスに必要な機能をプラットフォーム化して被災地事業者などへ提供する。

被災地事業者などの募集は3月下旬より開始する。