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物流連セミナー、参加学生39%が採用選考に応募

2017年3月7日 (火)
物流連セミナー、参加学生39%が採用選考に応募
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ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は6日、今年度2回目の人材育成・広報委員会を3日に開催したと発表した。委員会のなかで、2015年度の「物流業界研究セミナー」に参加した学生の39%が各社の採用選考にエントリーしていることがわかった。

委員会では、あいさつに立った斎藤充委員長から「物流業界の昨今の深刻な問題としては、人材不足が新聞などで大きく取り上げられている。これらは単に少子高齢化による労働人口減少という単純な背景にとどまらず、我々物流業界が抱えている構造的問題が複雑に絡み合って現れた現象ではないかと思っている」と発言。

物流連セミナー、参加学生39%が採用選考に応募

▲人材育成・広報委員会委員長の斎藤充氏(日本通運代表取締役副社長)

次いで「経団連に加盟している企業の説明会が3月1日から開始され、就職活動が本格的にスタートした今、新たに採用される人材の能力を十分発揮できるような環境整備が重要であり、合わせて長期的な人材育成も大事になってくる」と話した。

議事では、事務局から1月に開催された第3回物流業界研究セミナーの報告が行われた。参加学生から得たアンケート結果から、「業界研究セミナーに対する参加学生の満足度は非常に高く、物流業界の理解の一助となる有意義な催しとなった」と報告され、今後も継続して実施していくことの必要性を確認した。

また、関連事項として「選考活動追跡調査」の報告が行われ、2015年度に開催された「第2回物流業界インターンシップ」に参加した学生の22.08%、「第2回物流業界研究セミナー」に参加した学生の39.84%が各社の採用選考にエントリーしていることが明らかとなった。

これらのイベントを通じて、物流業界に興味が湧いた学生が複数の参加企業の採用選考に臨んでいることがわかり「今後も継続して物流業界について理解を深めてもらう機会を提供していくことの重要性が認識された」(物流連)。

続いて、事務局から年間活動報告として今年度新たに実施した「物流連学内セミナー」について報告が行われたほか、「物流業界で働く女性のインタビュー記事掲載」「物流見学ネットワーク」の継続事業を報告。2018年度活動計画が説明された後、次年度も「物業界を等身大で見てもらう」ための施策実行と発信力の強化をテーマとして活動していくことが承認された。