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JR東日本、東日本環境アクセス、JFE環境共同

JFEエンジなど4社、食品廃棄物リサイクル事業開始

2017年3月7日 (火)
JFEエンジなど4社、食品廃棄物リサイクル事業開始
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ロジスティクス東日本旅客鉄道(JR東日本)は7日、子会社の東日本環境アクセスと、JFEエンジニアリングと同社子会社JFE環境の4社共同で、合弁会社Jバイオフードリサイクル(横浜市鶴見区)を設立し、バイオガス化による食品リサイクル事業を2018年8月から開始すると発表した。

食品ロスは国内で年間632万トン発生し、その多くが焼却処分されている。JR東日本グループの駅ビルやエキナカなどから発生する食品廃棄物は、脂分や塩分、包装などの混入が多く、飼料化や肥料化による再生利用は限られていた。そこで今回、JR東日本グループは、JFEグループとの協業により、食品廃棄物を再生可能エネルギーに変える事業を開始することにした。

新会社は、食品リサイクル施設を建設し、食品廃棄物をメタン発酵処理する過程で発生するバイオガスを利用して発電を行う。発電した電力は、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用するほか、排熱の一部を施設内で有効利用する。

JFEエンジニアリングが施設の設計・建設を行い、JFE環境が食品製造業から発生する食品廃棄物を収集・運搬。JR東日本と東日本環境アクセスは、JR東日本グループが運営する駅ビル・エキナカから発生する食品廃棄物のリサイクルを効率的に推進する。

JFEエンジなど4社、食品廃棄物リサイクル事業開始

■Jバイオフードリサイクル概要
所在地:横浜市鶴見区弁天町3-1
出資比率:JFEエンジニアリング10%、JFE環境56%、JR東日本17%、東日本環境アクセス17%
設立日:2016年8月1日

(画像:東日本旅客鉄道)