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日本格付研究所、渋沢倉庫の格付「A-」へ引き上げ

2017年3月14日 (火)

ロジスティクス日本格付研究所(JCR)は13日、渋沢倉庫の長期発行体格付と債券格付けをともに「BBB+」から「A-」へ引き上げたと発表した。見通しは「ポジティブ」から「安定的」へと変更した。

渋沢倉庫は全体利益の過半を不動産事業が占めているが、2014年に横浜、厚木、茨木に新倉庫を立ち上げるなど倉庫、陸上運送事業の拡大に注力し、日用品や飲料を中心に保管残高を伸ばし、「内需の底堅い保管貨物を増やすことで、より安定度の高い収益構造へ転換している」と評価。

庫内作業の効率化が進み、採算性も改善傾向にあることから「不動産事業が下支えする中、物流事業を拡大できており、全体の収益水準が高まっている」として、キャッシュフローを生み出す力の高まりを背景に「今後も良好な財務構成を維持できる可能性が高い」と判断し、格付を「BBB+」から「A-」に格上げ、見通しを安定的とした。