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阪急阪神エクス、関西の物流活性化モデルに2年連続認定

2017年3月14日 (火)

ロジスティクス阪急阪神エクスプレスは14日、「タイ、中国発関西経由SEA&AIRサービス」が国際物流戦略チームから2016年度の関西総合物流活性化モデルに2年連続で認定されたと発表した。

このサービスでは、タイ、中国から欧米向けに航空便で直送される商品を海上便で大阪港へ輸送し、関西空港まで保税のまま(未通関のまま)転送、その後関西空港から航空便で欧米向けに再輸出する。事業認定期間は4月から1年間。

阪急阪神エクス、関西総合物流活性化モデルに2年連続で認定

(出所:阪急阪神エクスプレス)

これにより、航空機の輸送スペースが逼迫する繁忙期に、安定的な輸送を実現する。納期遅延による販売機会の損失を回避する。さらに、長距離輸送路線で海上と航空の中間輸送モードを選択可能にとすることで、海上利用で総コストを軽減、航空利用で輸送リードタイムを圧縮する。

同社は、日本からの工場の移転により、アセアン諸国や中国で商品を生産し、生産国から直接販売先である欧米を中心とする国々に出荷する「三国間輸送」が増加したこと、クリスマス休暇など大型休暇前後は航空輸送需要が増大し、貨物スペースの予約が取れず、貨物滞留により納期に間に合わないケースが続発したことを背景にサービスを構築した。

国際物流戦略チームでは、15年度に「阪神港利用促進プロジェクト」と「関空物流ニュービジネスモデル促進事業」を統合し、陸・海・空すべての国際物流サービスを対象とした「関西総合物流活性化モデル」認定事業を創設している。