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リコー、ブルーイノベーション、東京大学共同

障害物を自動回避するドローン飛行システム開発

2017年3月15日 (水)

サービス・商品リコー、ブルーイノベーション、東京大学の3者は15日、非GPS環境下でも安定して自動飛行し、障害物を自動回避できる小型無人航空機(ドローン)の自動飛行システムを共同で開発し、飛行試験に成功したと発表した。

これまでドローンは構造物点検や物流、測量、監視などのサービスで活用されつつある一方で、「GPS信号の受信が不安定または測位の誤差が大きいため正確な飛行ができず墜落の危険性がある」「経路上に予期せぬ障害物がある場合、避けることができない」といった課題があり、目視内での手動操縦が必要な場合があった。

こうした課題があるなか、3者は昨年3月16日にIMUセンサーと3Dビジョンシステムを融合することで非GPS環境下でも自動飛行が可能なドローンの飛行試験に成功。さらに今回、新たにドローン自身が自己の位置を推定することができる「超広角ステレオカメラ」を搭載したことで、障害物の自動回避を可能にした。

障害物を自動回避するドローン飛行システム開発

これにより、橋の下やトンネルの構造物の点検、物流といった用途でドローンを活用する際など非GPS環境下であっても、目視での手動操縦を必要とすることなく、障害物の自動回避と自動飛行で対応することができるようになる。