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JR貨物、室蘭線の事故で貨物車56本運休

2017年3月16日 (木)

事件・事故日本貨物鉄道(JR貨物)は15日、室蘭線北入江信号場構内で2月23日に発生した貨物列車脱線事故の概況を公表した。

事故は高速貨第3055列車隅田川駅発札幌貨物ターミナル駅行19両編成(機関車1両、無動力回送機関車1両、コンテナ貨車17両)の先頭機関車DF200-8号機で発生。

同車両の運転転士は、23日3時59分頃北入江信号場構内を走行中、異音を感知したため、列車を停車させて確認したところ、けん引機関車の後部2軸(5・6軸)が進行方向右側に脱線しているのを発見した。

なお24日17時01分に運転を再開。この事故で旅客列車84本、貨物列車56本が運休した。事故の原因は現在も調査中。

列車は、後部台車2軸が進行方向右側に93-458ミリ脱線していた。後部の無動力機関車・コンテナ貨車は脱線していない。台車から車体に牽引力を伝達する「Z形牽引リンク装置」が破損していることが判明。車体中心ピンとZ形牽引リンクを締結している六角ボルト2個、押エ金、すり板、回り止メが落失していたが、礼文-豊浦駅間で六角ボルト1個を除き発見された。3月15日12時時点で、残りの六角ボルト1個はまだ発見されていない。

同社は緊急対策として、同形式機関車のZ型牽引リンク装置の緊急点検を実施。「2月23日中に全47両に異常がないことを確認、また、同種のリンク装置を使用している全国の機関車全266両も点検を実施し、2月26日夕方までに全て異常が無いことを確認した」という。

今後は、JR北海道などと連携して、国土交通省運輸安全委員会の調査に引き続き全面的に協力し、原因究明に努めるとともに、同社として原因の特定を待たずとも事故の要因となる可能性がある事柄に対して、出来る限りの対策を行うとしている。

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