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ヤマトがサービス改革着手、再配達締切時間前倒し

2017年3月17日 (金)

話題ヤマト運輸は17日、宅急便のサービス内容を4月24日から変更する、と発表した。再配達受付の締め切り時刻を1時間程度前倒しするとともに、6月中には配達時間帯の指定枠のうち「12時から14時」と「20時から21時」を廃止、代わって「19時から21時」を新設する。

ヤマトがサービス改革着手、再配達締切時間前倒し

▲当日の再配達締め切り時刻の変更(出所:ヤマト運輸)

ECの拡大で物量が増え続ける一方、労働人口の減少で人手不足が深刻化し、宅配の現場でも労働環境が悪化していることから、同社は「労働力確保に向けて職場環境を改善し、社員の新しい働き方を創造する」として2月1日に「働き方改革室」を本社内に新設。

改革のアウトプットの第一弾として、「社員の法定休憩時間の適切な取得」と「勤務終了から翌日の始業までの間に一定時間のインターバルを設ける制度の確立」など社員が働きやすい環境を構築するため、サービス内容の変更を決めた。

再配達の受付締切時刻は現在、セールスドライバー、サービスセンター、再配達自動受付であれば20時まで、インターネットからの依頼は19時40分までとなっているが、4月24日以降はセールスドライバーとサービスセンターでの受付が19時まで、自動受付とインターネットからの依頼が18時40分まで、と前倒しされる。

ヤマトがサービス改革着手、再配達締切時間前倒し

▲配達時間帯の指定枠の変更(出所:ヤマト運輸)

また、配達時間帯の指定枠についても、6月をメドに需要の少ない「12時から14時」を廃止し、「20時から21時」を「19時から21時」へと2時間刻みに変更する。