MUFGリース･東急不など3社、共同で埼玉に物流施設

拠点・施設三菱UFJリース、東急不動産、ケネディクスの3社は22日、埼玉県春日部市で大規模なマルチテナント型物流施設「春日部物流センター」（仮称）を共同開発すると発表した。2月に着工した。

新施設は3社が共同出資する特定目的会社を事業主体として、ケネディクスがアセットマネジメント業務を、フジタが設計・施工を担う。

計画地は国道16号「春日部野田バイパス」と4号「越谷春日部・春日部古河バイパス」の交差点から600メートルの場所にあり、東北自動車道岩槻IC、常磐自動車道柏ICへアクセスしやすい。この交差点は計画中の東埼玉道路「庄和IC」の建設予定地となっており、今後の利便性向上が期待できる。

1万7951平方メートルの敷地に延床面積3万8853平方メートル、地上4階建てのマルチテナント型物流施設を建設。1階に両面トラックバースを設置するほか、効率的な物流オペレーションを可能な「最新の倉庫仕様」を備える。

三菱UFJリースはこれまでノンリコースローンの提供・エクイティ拠出によるプロジェクト参画を通じ、物流施設の開発資金を提供してきた。東急不動産にとっても初の物流施設開発で、物流施設の旺盛な需要が今後も続くとみて、今回の発表とともに物流施設開発事業への本格参入を表明した。

■計画概要
所在地：埼玉県春日部市下柳六畝
敷地面積：1万7950.53平方メートル
延床面積：3万8853.29平方メートル
構造：地上4階建て
着工：2017年2月
竣工：2018年2月