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大阪税関調べ

大阪港の貿易収支、6年ぶり黒字転換

2017年3月23日 (木)
大阪港の貿易収支、6年ぶり黒字転換
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ロジスティクス大阪税関が22日発表した大阪港の2月の貿易概況(速報)によると、輸出額が2891億9600万円で前年同月比12.5%増と増えたことに加え、輸入が2012年2月以来5年ぶりに3000億円を下回る、2890億1300万円(16.4%減)となったことで、輸出入収支は1億8300万円の輸出超過となった。10年3月以来6年11か月ぶりに黒字に転じた。

輸入は2か月ぶりにマイナス。衣類・同附属品(33.7%減)、織物用糸・繊維製品(19.8%減)、家庭用電気機器(20%減)、部分品を含む音響・映像機器(7.2%減)、事務用機器(31.1%減)、金属製品(22%減)などが減少した。

米国からの輸入が10.5%増(3か月連続)と増えたものの、EUが4.6%減(3か月連続)、アジア20%減(2か月ぶり)、中国25.5%減(2か月ぶり)、アジアNIEs15.2%減(3か月ぶり)、ASEAN5.5%減(2か月ぶり)と、主要国で軒並み減少した。

輸出は中国向けが伸び、2か月ぶりのプラス。半導体など電子部品(20.2%増)をはじめ、科学光学機器(2.3倍増)、プラスチック(12.1%増)、電気回路などの機器(23.9%増)、建設用・鉱山用機械(13.7%増)、鉄鋼(35.4%増)、半導体など製造装置(50.7%増)、音響・映像機器部分品(4.8倍増)――などが増加した。

主要国別では、米国が9.8%減と4か月ぶりマイナスとなったが、EUが4.8%増で2か月連続プラス、アジアが18.4%増で2か月ぶりプラス、中国が41.2%増で4か月連続プラス、アジアNIEsが10.3%増で2か月ぶりプラス、ASEANが1.6%増で2か月ぶりプラスとなった。