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ペン×カメラ×位置情報組み合わせた検査システム

2017年3月24日 (金)

サービス・商品ワコム(埼玉県加須市)とタグキャスト(東京都千代田区)は23日、「カメラ×ペン×位置情報」を組み合わせた検査・報告システムを開発したと発表した。

このシステムは、デジタルペンに装着したカメラモジュールで撮影した写真データに、設備内に設置されたビーコンから取得した屋内位置情報を紐づけ、タブレット端末に表示した図面上に張り付けることができるシステム。

建設現場の進捗管理、工場の設備管理や機材類の整備、スーパーマーケットなどの陳列管理など、施設・建物の設備・装置類の状態を検査・報告する際の正確性を高め、作業効率を向上させる。

従来の検査業務では、要指摘箇所を発見したら、担当者はまずカメラで現場を撮影し、デスクに戻ってからパソコンにその画像を取り込み、専用ソフトで画像を図面に配置、編集を施して仕上げることがあり、作業に手間と時間がかる上、データの取り込みや編集の際に人為的なミスが発生することもあった。

この製品では、指摘箇所をペンに装着したカメラで撮影後、その場でペンを経由してタブレットに画像を送信し、図面の該当箇所に貼り付けることができる。また、貼り付ける画像内にペンで指摘事項を書き込むことも可能で、すばやくレポート作成が行える。

撮影した画像には位置情報に加えて日時やペン利用者のIDも記録できるため、業務の効率化だけでなく、情報のトレーサビリティも確保可能。

ペンとタブレット端末一式の価格は15万円(税別)で、受付を開始している。