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調査・データ日本海事センターが24日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量はアジア域内航路、北米航路で往航が減少したが、欧州航路、北米航路の復航、日中航路は増加した。
北米航路は、往航（2月）が113万6387TEUで前年同月に比べ10.8％減り、5か月ぶりの減少。2月の運賃（ニューヨーク-塩田間）は24.5％増、1TEUあたり2590ドルで5か月連続のプラス。
復航（2016年12月）は57万2965TEUで13.8％増となり、7か月連続増加。1-11月の累計は6.7％増の681万TEU。2月の運賃（ニューヨーク-塩田間）は2.9％増の1TEUあたり720ドルで41か月ぶりのプラス。
欧州航路（17年1月）は往航が145万8540TEUで5％増で2か月ぶりプラス。2月の運賃（塩田間-英フェリックストウ）は65.8％増の1TEUあたり1210ドルで10か月連続のプラスだった。復航は60万2453TEUで18.5％増となり2か月ぶりのプラス。1月の運賃（塩田間-英フェリックストウ）は1.5％増の1TEUあたり670ドルで3か月連続のプラスだった。
日中往航（1月）は重量ベースで80万7705トン（8.4％増）で3か月連続プラス、金額ベースでは4422億円（2.9％増）で3か月連続のプラスとなった。木材パルプ・古紙、プラスチック製品、機械類の上位3品目は増えたが、鉄鋼、鉄鋼製品、繊維類などは減少した。2月の運賃（横浜-上海間）は8.8％増の1TEUあたり370ドルで9か月連続のプラスとなった。
復航（1月）は重量ベースで208万9207トン（14.3％増）、金額ベースでは7.9％増の1兆2742億円で10か月ぶりのマイナスとなった。有機化学品を除いて全上位品目が輸入量、輸入額ともに増加。2月の運賃はほぼ横ばいの1TEUあたり600ドルで24か月連続のプラス。
アジア域内航路（1月、日中韓台香+ASEAN）は102万5413TEUで13.8％減で2か月ぶりのマイナス。2月のアジア域内コンテナ運賃指数は1.2％減の1TEUあたり743ドルで、3か月連続のマイナスだった。
