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DHL、2つの物流課題解決アイデア募集

2017年3月29日 (水)

ロジスティクスDHL、2つの物流課題解決アイデア募集DHLは28日、2回目となる「イノベーション・チャレンジ」を開始し、2つの物流課題に対するアイデアを世界中の学生、ベンチャー企業、個人発明家から公募すると発表した。

募集するのは、ロボティクス枠として可動式ピースピッキングロボットの開発と、シェアリングエコノミー枠としてシェアリングエコノミー型のビジネスモデルやプラットフォーム、またはコンセプトを用いて物流課題を解決するアイデア。

ロボティクス枠では、ベンチャー企業や新進のエンジニアを対象に、従来型の倉庫のラック間を走行し、自律的に商品をピッキングしてカートに入れることのできる可動式ピースピッキングロボットのプロトタイプを募集。

追加要件として、人間の歩行独度で走行し、カートが満杯になったら自律的に梱包エリアへ運ぶ能力が求められる。実際にDHLイノベーションデーの会場で試運転を行う。

シェアリングエコノミー枠では、シェアリングエコノミー型のビジネスモデルを活用し、「従来の物流資産の在り方を覆す」ようなアイデアや実用的なソリューションを募集する。

参加者は9月までにこのチャレンジのウェブサイト経由でアイデアの概要説明書と紹介動画を提出する。応募した内容はDHLシニアエグゼクティブが精査し、事前選考を行う。

機能性、デザイン性、課題解決の可能性、商用化の実現可能性の各項目で基準を満たした各枠3組、計6組が最終候補に選ばれる。

最終候補の6組は、11月16日にドイツで開催されるDHLイノベーションデーで、180人の物流専門家に対して発表を行う。また当日その場で投票が行われ、各枠最多得票の1組、計2組が優勝者となる。優勝した2組には総額2万ユーロの賞金が授与され、ドイツ・シンガポールに在るDHLイノベーションセンターに応募したアイデアが展示されるとともに、DHLと共同で実証・概念実験を行う機会が与えられる。

■特設サイト
https://www.dhlinnovationchallenge.com