高速渋滞ワースト、東名上り横浜町田-海老名間が1位

2017年3月30日 (木)

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行政・団体国土交通省は29日、高速道路で収集したデータを活用して高速道路の渋滞ワーストランキング（2016年年間、GW）をまとめ、公表した。

とりまとめ結果によると、インターチェンジ（IC）別年間渋滞ワーストランキングは、2015年に引き続き東名高速（上り）横浜町田IC-海老名ジャンクション（JCT）間が1位となった。

高速道路4社が管理する渋滞損失時間の合計は年間1.9億人・時間で、これは高速道路を利用した1台あたり4分に相当する。ワースト1位の東名高速（上り）横浜町田IC-海老名JCT間では、渋滞損失時間が年間151万人・時間となっている。

一方、2015年と比較すると年間渋滞損失時間は1.5％減少。新東名高速の開通により平行区間である東名高速で渋滞損失が減少し、上位だった3区間もランキング30位以下に低下した。

午前ピークの渋滞ワースト1位は、15年に2位だった東名高速東名川崎IC-東京IC間（上り、7時台）となった。午後では千葉東金道路千葉東IC-千葉東JCT（上り、17時台）が昨年に引き続き1位。

GW期間の渋滞ワーストランキングは、15年に12位だった東名高速（上り）御殿場IC-大井松田IC間が1位に上昇した。同期間の渋滞損失時間の合計は771万人・時間で1台あたり6分に相当、15年と比較すると7％減少している。

国交省は、今後ETC2.0の情報も利活用して、引き続き渋滞の要因把握や対策の推進を図る。

■渋滞ワーストランキング（年間）

2016年順位	渋滞損失時間	都道府県	道路名	方向	区間名（IC）	2015年順位
1	151	神奈川・東京	E1東名高速道路	上り	海老名JCT-横浜町田	1
2	140	東京	E20中央自動車道	上り	調布-高井戸	4
3	118	神奈川・東京	E1東名高速道路	上り	東名川崎-東京	2
4	104	東京・神奈川	E1東名高速道路	下り	横浜町田-海老名JCT	3
5	103	兵庫	E2A中国自動車道	上り	西宮山口JCT-宝塚	5
6	97	神奈川	E1東名高速道路	上り	秦野中井-厚木	6
7	89	三重	E23東名阪自動車道	上り	亀山JCT-鈴鹿	8
8	89	静岡・神奈川	E1東名高速道路	上り	御殿場-大井松田	11
9	84	大阪・兵庫	E2A中国自動車道	下り	中国池田-宝塚	7
10	83	山梨	E20中央自動車道	上り	大月-上野原	10
11	74	三重	E23東名阪自動車道	下り	四日市-鈴鹿	14
12	71	京都・大阪	E1名神高速道路	下り	大山崎JCT-茨木	12
13	69	神奈川・静岡	E1東名高速道路	下り	大井松田-御殿場	13
14	63	大阪・京都	E1名神高速道路	上り	茨木-大山崎JCT	15
15	61	神奈川・東京	E1東名高速道路	下り	横浜青葉-横浜町田	21
16	60	兵庫	E2A中国自動車道	下り	宝塚-西宮山口JCT	16
17	59	埼玉	E6常磐自動車道	上り	三郷スマート-三郷JCT	17
18	56	神奈川	E1東名高速道路	下り	厚木-秦野中井	19
19	55	埼玉・東京	E17関越自動車道	上り	所沢-大泉JCT	18
20	52	三重	E23東名阪自動車道	上り	鈴鹿-四日市	20
21	51	埼玉	C3東京外環自動車道	外回	草加-外環三郷西	24
22	51	佐賀・福岡	E3九州自動車道	上り	鳥栖JCT-筑紫野	23
23	51	岐阜・愛知	E1名神高速道路	上り	岐阜羽島-一宮JCT	32
24	50	大阪	E26近畿自動車道	下り	摂津北-吹田	34
25	49	埼玉	E17関越自動車道	上り	本庄児玉-花園	26
26	48	千葉・神奈川	CA東京湾アクアライン	上り	海ほたる-川崎浮島JCT	28
27	46	三重	E23東名阪自動車道	上り	亀山スマート-亀山JCT	36
28	44	千葉	E51東関東自動車道	下り	湾岸市川-谷津船橋	35
29	43	京都	E1名神高速道路	上り	京都南-京都東	39
30	42	千葉	E14京葉道路	上り	幕張-花輪	40