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埼玉県が実験結果公表、ラウンドユースで輸送費2割削減

2017年3月30日 (木)

行政・団体埼玉県は30日、コンテナラウンドユース推進協議会が2014年度から16年度まで実施した社会実験の結果を公表した。

コンテナラウンドユースは、輸入で使ったコンテナを空のまま港に戻さず、輸出用のコンテナとして往復利用する取り組みで、2014年10月に協議会を設立して取り組んできた。

27か月に及ぶ社会実験には217社が参加し、3196件のデータが報告された。データを集計した結果、コンテナラウンドユースによってコンテナ輸送距離が32.3%、輸送時間が39%それぞれ減少し、CO2排出量もスギ1万7148本の年間吸収量に相当する240.1トンを削減した。また、輸送コストは21%下がった。

埼玉県では「コンテナラウンドユースに取り組むことで、企業の物流効率の向上や港でのコンテナ搬出入での待機時間短縮によるドライバー労働環境の改善、温室効果ガス排出量の削減などに一定の効果があることがわかった」と評価している。

■埼玉県によるコンテナラウンドユースの取り組み事例まとめ
http://www.pref.saitama.lg.jp/a1102/container/index.html