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原油輸入量3か月ぶり減、石油統計速報

2017年4月3日 (月)

調査・データ資源エネルギー庁が3月31日発表した2月の石油統計速報によると、原油輸入量は1575万キロリットル(kl)、前年同月比1.3%増と3か月ぶりに前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(643万kl、25.5%増)、アラブ首長国連邦(334万kl、3.9%減)、クウェート(129万kl、0.3%減)、ロシア(127万kl、14.9%増)、カタール(118万kl、36%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は85.5%で、前年同月に比べて3ポイント増と前年を上回った。

燃料油の生産は1491万kl(5%減)と4か月ぶりに前年を下回った。油種別では、軽油、A重油は増加したが、ガソリン、ナフサ、灯油、B・C重油、ジェット燃料油は減少した。

燃料油の輸入は284万kl(9.5%増)と13か月ぶりに前年を下回った。輸出は245万kl(16.3%減)と3か月ぶりに前年を下回った。

国内販売は1554万kl(3.9%減)と3か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ナフサは前年を上回ったが、軽油、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は912万kl(4.9%減)で19か月連続で前年を下回った。油種別では、ガソリン、灯油、A重油は増加したが、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、B・C重油が減少した。