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商船三井・池田社長、新入社員へ「3つのアドバイス」

2017年4月3日 (月)
商船三井・池田社長、新入社員へ「3つのアドバイス」
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ロジスティクス商船三井は3日、新入社員39人(海上12人、陸上27人)を迎え、入社式を行ったと発表した。池田潤一郎社長のあいさつは次の通り。

■商船三井・池田潤一郎社長のあいさつ(要約)
商船三井・池田社長、新入社員へ「3つのアドバイス」昨今、世界の政治・経済情勢や海運業界を取り巻く環境は大きく変化しており、従来に増して我々が長期ビジョンに掲げる「強くしなやかな商船三井グループ」の実現が求められている。その中で、商船三井に入社する皆さんに3つのアドバイスを送る。

商船三井の未来を担う人材像は「MOL CHART」に凝縮されてる。中でもCのChallengeは、いま最も大事にすべき要素。当社も、新規事業・グループ経営推進部を新設し、洋上風力発電事業へ出資するなど、新しいビジネスの創出にチャレンジしている。皆さんも生産性の向上を強く意識し、若い発想力でアイデアを臆せずにどんどん提言、遂行していってほしいと思う。

海運企業で働くということは世界経済の環境変化のダイナミズムの中に身を投じること。海運業界は、山あり谷あり、大波や静かな波を繰り返しており、当社はその環境変化の中で130年以上この波を乗り越えてきた。皆さんも今後、正解の無い問題に直面した時には客観的に問題を見つめ、ソリューションを見つけ出すことを是非楽しんでほしいと思う。このソリューションを得るヒントは現場にある。現場に行って、商船三井のビジネスはどのように動いているのか、自分の目で見て、経験者に聞いて、自分の頭の中で再構成することが大事だ。

商船三井は、安全運航を社会的使命かつ最重要課題とし、「世界最高水準の安全運航」を目指している。海運業では安全運航は必須のもので、安全運航はMOLグループが企業として存続するために絶対に疎かにしてはならない必要不可欠な基盤。皆さんも海上・陸上一体となった安全文化の醸成に尽力してほしい。

最後に、海運業はハード面での差別化を図ることが難しい産業だ。したがって、最後に差をつけるのは社員それぞれの人間力。一人一人がソリューションを見つけ出すことを楽しんで創意工夫し、安全運航を意識していくことで、皆さんが当社を世界ナンバーワンの海運会社に導いてくれると信じている。