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日立物流・中谷社長、「グローバルな人材」へ3つのこと

2017年4月3日 (月)

ロジスティクス日立物流は3日、新入社員29人を迎え入社式を行ったと発表した。中谷康夫社長のあいさつは次の通り。

■日立物流・中谷康夫社長のあいさつ(要約)
現在、ありとあらゆる方面から、物流が注目されている。「IoT」「AI」「ロボティクス」といった技術のブレイクスルーや、「フィンテック」「シェアリングエコノミー」といった、社会のサービス・手段・価値観の多様化が進んでいるなかで、当社グループは、「機能としての物流」をコアとしながらも、事業・業界を超えた協創領域の拡大を図り、新たなイノベーションの実現に向けた施策を推進している。

そして、さまざまな協創を通じた課題の解決と価値の創出に取り組み、最も選ばれるソリューションプロバイダとなることを目指す。

当社グループのめざす姿は、グローバルサプライチェーンでのソリューションプロバイダで、その事業フィールドは国内外に広がっている。その実現のためにも、皆さんにはぜひグローバルな人財になってほしいと思う。このために3つのことをお願いしたいと思う。

一つ目は、「文化・価値観の違いを感じ、その背景を理解し尊重すること」だ。ある国・エリアでの文化・価値観がどこでも通用するかといえば、そのようなことはない、まずは文化・価値観の違いを感じ、そのうえでなぜその人たちはそう考えるのか理解しようとすることが大切であり、相手を尊重、尊敬することが大切だ。

二つ目は「物事を理論的に捉え、組み立て、きちんと相手に説明すること」だ。例えば、日本人だけの「当たり前」がどこでも通用するわけではない。文化・価値観が異なるところでは、きちんと論理的に説明して、相手に納得してもらうことが大切になってくる。

三つ目は「摩擦を恐れずに発言し、粘り強くコミュニケーションを図ること」だ。日本人を例にすれば、摩擦を恐れがちで、言いたいことを言わないということがよくある。これでは相手に納得してもらうことはできない。論理的に説明することとともに、相手に納得してもらい動いてもらうには、摩擦を恐れず、粘り強くコミュニケーションを図ることが重要だ。