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トヨタ自動車が新車ヤードで初採用

トッパンF、駐車管理向け長距離通信・高耐久タグ開発

2017年4月5日 (水)
トッパンF、駐車管理向け長距離通信・高耐久タグ開発
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サービス・商品トッパン・フォームズは5日、長距離通信が可能で高い耐久性を持つロケーション管理用ICタグを開発したと発表した。トヨタ自動車が新車ヤードなどの広大な敷地で車両位置を特定のため、採用した。

駐車スペースごとの位置情報をICチップのメモリー内に格納し、アスファルト上に設置して使用する。通信距離はアスファルト上で1.2メートルと長く、独自の内部構造を取り入れて雨水の含浸や荷重に対する耐久性を大幅に高めた。

トッパンF、駐車管理向け長距離通信・高耐久タグ開発

従来のICタグではアスファルトに含まれる金属成分のために通信距離が減衰し、雨水や車両の踏み付けで通信不良の不具合が生じていたが、新製品は車両が密集していても容易に読み取ることができる長距離通信性能、雨水や車両による踏み付けでも壊れない高耐久性を併せ持つ。

自動車メーカーは、これまで車両を一時保管している広大なヤードの中から目的の車両を探し出すのに長い時間と多くの労力を要していたため、車両ロケーションを管理したいという要望が高まっていた。

トッパンフォームズは自動車業界を中心にUHF帯ICタグの利用検討している企業に向けて販売し、2017年度までに1億円の売り上げを見込む。