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軽量で電気にも対応の産業用ヘルメット

2017年4月13日 (木)
軽量で電気にも対応の産業用ヘルメット
空白

サービス・商品DIC(東京都板橋区)は12日、同社グループで、安全資材や容器資材、医療資材などプラスチック成型品の製造販売を担うDICプラスチック(さいたま市大宮区)が、270グラムの軽量で電気にも対応した産業用ヘルメット「軽神」(けいじん)シリーズを20日から販売開始すると発表した。

この製品は、厚生労働省の保護帽規格「飛来・落下物用」「墜落時保護用」と「電気用(使用電圧7000V以下、通気孔なしタイプ)」検定に合格した産業用ヘルメットで、軽さと強さを特長としている。

既存の軽量ヘルメットでは、強度が高く薄肉化による軽量化が可能なFRP(繊維強化プラスチック)が用いられているが、細かい造形ができないことからヘッドバンドなど内装部品の取り付けに穴を開けるため、耐電圧性がなく、電気用規格には適合しなかった。

そこでDICプラスチックは、一般的な産業用ヘルメット素材であり加工性に優れるABS樹脂を独自の手法を用いて、帽体とライナー(衝撃吸収体)を一体成型するインモールド工法を採用したことにより、軽さと強さ、電気対応を備えた産業用ヘルメットを開発した。