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1-3月アジア発米国向け、ゼポ・データマイン調べ

邦船3社・2M・COSCOのコンテナ輸送シェア争い激化

2017年4月13日 (木)

ロジスティクスゼポ・データマイン社のまとめによると、1月から3月の3か月間にアジアから米国へ向かったコンテナ輸送量統計に占める邦船3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の合計シェアは、前年同期の15.4%から16.9%へと1.5ポイント増加した。

これに対し、コンテナ船最大手のマースク(デンマーク)とMSC(スイス)によるアライアンス「2M」のシェアは15.9%から18.5%へと、邦船3社の伸びを上回る2.6P拡大し、相対的には日本勢を引き離す格好となった。

邦船3社・2M・COSCOのコンテナ輸送シェア争い激化

船社別シェア1位は台湾のエバーグリーンで9.9%から11%へと1.1P拡大。

最も伸びが大きかったのは、中国2位のチャイナシッピングを買収したCOSCOで、前年同期の6.6%から10%へと3.4Pの大きな伸びを記録して船社別シェア2位につけ、1位のエバーグリーン(台湾)まで1P差まで迫った。

5位CMAは7.7%で変わらず、6位APLは5.8%から7.2%と1.4Pアップと、上位各社のシェアが拡大した。