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ヤマト、ドライバーへの一時金などで業績予想下方修正

2017年4月18日 (火)

ロジスティクスヤマトホールディングスは18日、ヤマト運輸セールスドライバーの労働時間に対する一時金を支払うことや顧客へのサービス品質を維持するための外部委託コストを中心とした費用が大きく増加することなどで営業利益、経常利益、純利益の減少を見込むことから2017年3月期通期連結業績予想を下方修正すると発表した。

売上高は当初の1兆4600億円のまま据え置くが、営業利益は580億円から340億円へ41.4%、経常利益を585億円から345億円へ41%、四半期純利益を340億円190億円へ44.1%それぞれ引き下げる。

同社グループは、昨今のEコマースの急拡大により、体制の構築が追い付かず、ことし2月からヤマト運輸のセールスドライバーを中心に社員の労働時間の実態を調査したところ、多くの社員が休憩時間を十分に取得できていない問題などが浮き彫りになった。

この事実を受け止め、社員満足を向上させる取り組みの一環として、新たに認識した労働時間に対し、一時金を支払うことを決定。さらに顧客サービスの品質や社員の労働環境を維持するため、外部委託コストを中心とした費用が大きく増加する見込みとなったことから、営業利益、経常利益、純利益を下方修正した。