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日本フードサービス協会調べ

3月の外食市場、ファーストフード売上6.6%増加

2017年4月27日 (木)

調査・データ日本フードサービス協会がこのほどまとめた3月の外食産業市場動向調査結果によると、同月はすべての業態で客数が前年を上回り、全体売上は4.5%増と7か月連続して前年を上回った。これまで不調が続いていた「パブ・居酒屋」は金曜日が前年より1日多い曜日まわりにも後押しされ、売上0.4%増と25か月ぶりに前年を上回った。

このうちファーストフード業態の売上は6.6%の増加で、「洋風」は各社まちまちだったが春のキャンペーンが好調なところが牽引し8%増加。「和風」は、店舗数の増加と定食メニューの好調で6%増。「麺類」は、引き続き店舗数の増加、CM放映効果などで6.1%増。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司で価格高めの商品を増やしていることなどから引き続き客単価が上昇し4.3%増。「その他」はカレーのTV露出などもあり客数が増加、4.6%増となった。

ファミリーレストラン業態は土日の集客が伸びたところもあるなど、全般的に客足好調で、全体売上は2.4%増と上回った。業種別では、洋風は全体的に堅調で1.8%増、「和風」「中華」は価格高めの商品の訴求で客単価が上昇したところもあり、和風0.4%増、中華2.1%増。「焼き肉」は送迎会需要や若年層の需要を取り込み集客好調、7.8%増加した。

パブ・居酒屋業態は、飲酒業態が金曜日が多い曜日まわりにも支えられ、2月に引き続き客足が堅調。「パブ・ビアホール」は、スポーツイベントなどが押し上げ要因となり、6.2%増と好調。「居酒屋」は客数・客単価で健闘したものの、店舗減が続き0.8%減となった。

喫茶業態は季節感を取り入れた販促メニューや、高価格業態での店舗改装が集客に寄与し、3.3%増。