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タカラスタンダード、福岡に30億円投じ自動倉庫建設

2017年4月27日 (木)
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ロジスティクスシステムキッチン・バスを中心とした住宅設備機器メーカー・タカラスタンダードは26日、鞍手工場(福岡県鞍手町)内に30億円を投じて建設を進めていた「福岡物流センター」が6日に完成したと発表した。5月8日から本格稼動する。

福岡物流センターは、九州エリアでのリフォームやマンションの建設現場などに、一般住宅やマンションといったの集合住宅向け商品の配送を行っている。

トラックの着車が可能なトラックバースを建物の3面に設置したことで、商品の入出庫作業が同時に行えるようになり、トラックの待機時間削減や作業効率向上を図っている。延床面積は2万4200平方メートルと十分な保管スペースを確保し、出荷能力・保管能力ともに今後の受注量増加に対応できる体制を整えた。

2階から5階には構内作業がすばやく行えるように垂直搬送機と連結した自動倉庫を配備。これにより到着したトラックに積込む商品を自動的に選んで1階に降ろすことが可能。保管設備には移動式ラック1400パレット、デジタルピッキングシステムを備える。

高床式倉庫で、トラックバースの形状をL型にすることにより大型車両の入出庫、特に同社が推進しているパレット輸送の効果を高めた。これらにより1日当たりの出荷能力を1.2倍に増強した。

■「福岡物流センター」
所在地:福岡県鞍手町大字中山字重見155-16、177-10
延床面積:2万4200平方メートル
階層:5フロア
投資額:30億円