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三井造船、6万トン型省エネ船24隻目が竣工

2017年4月28日 (金)

荷主三井造船は4月27日、玉野事業所で建造していたオーシャンマクムール社(シンガポール)向け6万重量トン型ばら積み貨物船「オーシャンマクムール」を完成し、同日に引き渡したと発表した。

同船は三井造船の環境対応・低燃費船ラインアップ「neoシリーズ」の第三弾で、6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」としては24番船となる。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、従来船型から大型化しながらも、港湾や航路の汎用性を維持。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などのばら積み貨物のほ、長尺物やホットコイルといった半製品の輸送にも対応している。

船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮。長さ・幅ともこのクラスでは最大級のハッチ開口を持つ。

主機関にはNOx排出規制(ティア2)を満たした電子制御エンジンを搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現している。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):32.25m
深さ(型):18.5メートル
総トン数:3万4578総トン
載貨重量トン数:6万445メトリックトン
主機関:三井-MANB&Wディーゼル機関6S50ME-B9.3(1基)
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:NK
船籍:シンガポール
引渡日:2017年4月27日