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51億円投じ新拠点の建設着手

三菱倉庫、大阪・茨木への医薬品物流集積加速

2017年5月1日 (月)

ロジスティクス三菱倉庫は1日、大阪府茨木市に茨木配送センターの名を冠する拠点としては4か所目となる「茨木4号配送センター」の建設に着手した、と発表した。同社が医薬品の配送拠点を集積させている茨木地区に新たな医薬品対応倉庫を稼働させ、医薬品の保管・配送機能を強化する。

同社は70%を出資する医薬品専門の運送子会社「DPネットワーク」とともに、GDP対応の医薬品保冷配送サービス「DP-Cool」を展開しているが、新拠点はドックシェルターに直結した保冷荷さばき場として機能する配送中継ターミナルの役割を担い、PIC/S GDPガイドラインに準拠した医薬品物流サービスを提供する。

建設地は名神高速道路茨木インターチェンジに近く、西日本向け医薬品配送センターとして適した立地で、建物には免震構造を採用するほか、非常用発電機、地中燃料タンクを設置し災害などによる停電にも備える。全室空調、全床防塵仕様。

■施設概要
名称:三菱倉庫茨木4号配送センター
所在地:大阪府茨木市下井町
敷地面積:2万5100平方メートルの一部
建物構造:鉄筋コンクリート造、地上5階建て、免震構造
延床面積:2万3500平方メートル(ほかに別棟で危険品庫など490平方メートル)
設計施工費:51億円
着工:2017年5月
竣工:2018年7月