ヤマト、上海に東アジア地域統括会社設立

ロジスティクスヤマトホールディングスは2日、中国・上海に東アジア地域統括会社「ヤマトチャイナカンパニー」を設立した。

新会社は、地域統括会社として地域に合った市場調査、事業開発、顧客の求めるネットワーク開発を新たに行うとともに、東アジア地域の各事業会社（中国・香港・台湾）へのガバナンス強化や経営管理を行う。

ヤマトグループは、これまで東アジア地域で主に日系企業に向けたロジスティクスサービスや、海外引越サービスの提供に加え、2000年から台湾で、10年に上海、11年に香港で宅急便事業を開始するなど事業拡大を進めてきた。

また、最近では各国物流事業者とのアライアンスを通じ、ロジスティクス・小口配送ネットワークを拡大し、製造事業者や通販事業者の多様なニーズに対応。このほか17年3月に発行された小口保冷配送サービスに関する国際規格「PAS 1018」の東アジア地域での普及にも取り組んでいる。

今後、消費地として発展が見込まれる東アジア地域に対し、地域に合致した戦略を素早く立案・実行し、事業成長をさらに加速させるため、上海に東アジア地域統括会社を設立した。

■新会社概要
社名：雅瑪多管理中国（YAMATO CHINA COMPANY）
所在地:中国上海市長寧区仙霞路318-322キン達大廈2502号室
設立日：2017年4月18日