ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通、16年度の内航海上輸送取扱数3.9%減少

2017年5月8日 (月)

調査・データ日本通運がこのほど発表した2016年度の内航海上輸送サービス取扱実績は、12フィートコンテナ数で15万8614個となり、前年同期実績を3.9%下回った。トレーラ台数は5万5489台で1.1%増加、12フィートコンテナ換算個数は32万5081個で1.4%の減少となった。

16年度は、4月発生の熊本地震、8月発生の北海道上陸台風の影響により、「北海道-東京-大阪航路」「東京-九州・瀬戸内航路」とも「厳しい運用」となった。

北海道航路では、東京発は一部飲料メーカーの海上シフトの追い風もあり前年実績を上回り、北海道発では前年の収穫が順調に推移したことから、道東地区からの砂糖出荷が好調な荷動きになった。一方、メインポートの苫小牧では、製紙メーカーの生産量減に伴う影響と収穫時期の農産物が台風により影響を受け、年間で前年から5000個落ち込んだ。

北海道上陸台風によりJRが輸送障害となり昨年9月-12月については、釧路-八戸間の499船舶による代行輸送と合せて、釧路-東京間で「ひまわり」によるJRコンテナ代行輸送も実施した。九州航路では、熊本地震の影響で特に博多港で大手荷主の発送が大きく落ち込んだものの、年間を通じてほぼ前年並みの発送数量を確保した。