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名鉄運輸決算、信州名鉄子会社化効果で21%増収

2017年5月9日 (火)

ロジスティクス名鉄運輸が9日発表した、前3月期決算は新たに信州名鉄運輸を連結子会社化したことに加え、貨物運送・流通倉庫も堅調に推移し、売上高が1107億円で21%の増収となった。

貨物運送では、混載事業を中心に貸切輸送などの顧客需要を積極的に取り込んだほか、輸送を外部委託からグループ内に取り込む活動も継続的に行い、利益を確保した。

具体的には、営業面では取扱量の確保のため、新規顧客の獲得・既存顧客の販路拡張を図った。また、収益性向上を図るため、輸送コストに応じた運賃などの条件改定を交渉。業務面ではグループ内で重複する輸配送を見直すことでネットワークの効率化に努めたほか、資本業務提携を結んだ日本通運と連携開始した配送の受託について事業領域の拡大と経営資源の有効活用を図った。

流通倉庫では、一部顧客でインバウンド効果の落ち込みもみられたものの、日用品メーカーの取り扱いエリアの拡大など主要顧客の売上が前年を上回り、飲料メーカーや小売関連の顧客の取り扱いも堅調に推移した。

信州名鉄運輸を連結子会社化したこともあり、売上高は21.4%の増収。営業利益は20.7%の増益となった。

■2017年3月期

期初からの累計実績(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
110,75521.4%
営業利益
4,83020.7%4.4%
経常利益
5,03122.0%4.5%
最終利益
5,02317.2%4.5%