ロジスティクスハマキョウレックスが9日発表した2017年3月期決算は、物流センター(3PL)事業で新拠点の立ち上げ費用や税負担が増加したのが影響し、営業利益が2%の減益(前期比)となった。
物流センター事業は売上高504億3400万円(7.4%増)、営業利益51億1400万円(3.8%減)。新規センターの立上費用の発生、自社倉庫建設に伴う取得税、外形標準課税の増加で減益となった。
期中の新規物流受託は14社で、前期受託した1社を含めた15社のうち12社が稼働。残る3社は4月以降の稼働を目指す。これにより、同社が運営する物流センターは8センター増え95センターとなった。
貨物自動車運送事業は売上高487億5700万円(1.1%増)、営業利益28億2800万円(1.4%増)と増収増益。特別積合事業で物量が減少するなどの影響があったものの、M&Aが寄与して増収を確保。これに加えて幹線便費用の抑制も寄与し、増益につなげた。
今期は売上高1050億円(5.9%増)、営業利益98億円(23.3%増)、経常利益100億円(18.8%増)、最終利益は57億円(12.8%増)を見込む。
■2017年3月期
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 99,191 | 4.2% | |
営業利益 | 7,948 | -2.0% | 8.0% |
経常利益 | 8,420 | 1.2% | 8.5% |
最終利益 | 5,053 | 6.9% | 5.1% |