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大阪市、南港ATCをIoT・ロボット実証エリア化

2017年5月10日 (水)

話題大阪市は10日、大阪南港の複合型商業施設「アジア太平洋トレードセンター」(ATC)を実証フィールドとして、IoT・ロボットテクノロジーを活用した新サービスの事業化を支援するとともに、全国から参加企業の募集を開始する、と発表した。

IoT・ロボットテクノロジーを活用して事業を行う場合、ユーザー検証が必要となるが、多くの企業が実証実験場所の確保を課題としていることから、ATCと連携して場所の調整を行い、マッチングなどの事業化に必要な支援も提供する。

飲食店など70店舗のほか、屋内・屋外広場、物流センターなど幅広い用途の実証実験に対応できる環境がそろっているATCを先端テクノロジーのビジネス支援拠点とし、効率的な実証実験を進めていく。2017年2月に締結した「先進的なまちづくりに資する実証事業都市・大阪実現に向けた包括提携協定」に基づき、大阪商工会議所とも連携する。

IoT・ロボット実証実験支援プログラムは「AIDOR EXPERIMENTATION」(アイドルエクスペリメンテーション)と題し、AIDOR共同体に委託して5月10日から2018年3月まで実施。実験が可能な場所として、ATC内の店舗空間(70店舗)、公共空間(屋外・屋内)、オフィス、バックヤード(物流センター、セキュリティシステムなど)、イベントホール、展示施設(介護福祉分野、環境分野)――を利用できる。

募集するのは「IoT・ロボットテクノロジーを活用した製品・サービスの、実際の利用シーンに近い環境やサービス提供の分野で、想定する性能や効果を発揮できるかどうかを検証するもの」とする。申し込みは法人・個人を問わず受け付ける。

■詳細
http://www.imedio.or.jp/experimentation/