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三菱ふそう、川崎工場内に電気トラック用充電設備開設

2017年5月10日 (水)
空白

荷主三菱ふそうトラック・バスは10日、電気小型トラック「eCanter」(イーキャンター)の量産開始を前に、川崎工場内に充電インフラとして電気トラック用急速充電設備を開設したと発表した。

電気トラック用急速充電設備は、最大出力680キロワット、面積5000平方メートルの太陽光発電施設を導入しCO2ゼロの充電環境が整えている川崎工場内2か所に設置。同時に計8台のトラックの急速充電が可能としている。

同日開かれた開設記念式典で、松永和夫代表取締役会長は「物流ビジネスで排出ガスゼロの物流を行う、電動トラック・バスの開発を一つのゴールと定めている。都市をよりクリーンで、静かな空間にするためにパリ議定書の合意でも、政府・行政関係、そして物流関係の顧客に対して、電気トラック普及のための充電設備の拡充への理解、支援を賜りたいと考えている」と話した。

また、式典に出席した糟谷敏秀経済産業省製造産業局局長は「電気トラックは、排気ガスを排出しない、騒音が少ないというメリットがあり、市街地での近距離配送など担う物流企業での導入が期待されている。電気トラックの普及のためには、充電インフラがカギとなる。今後、充電インフラ補助金の制度運用に当たっては、トラックも含め、幅広い主体が利用できる充電インフラを全国に充実できるよう検討を進める」と述べた。