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ゼポ・データマイン調べ

中国の復調顕著、アジア発米国向けコンテナ16%増

2017年5月15日 (月)
空白

調査・データゼポ・データマインが15日に発表したアジア10か国から米国へ向かう海上コンテナ輸送実績によると、4月は前月の16.5%増に続き、11%増の122万TEUと大きな伸びを継続。1月からの累計も4.3%増の468万TEUとなった。アジアを含む世界発米国向けは10.9%増の181万TEU、1-4月累計は4.9%増の685万TEU。

アジア発米国向けのコンテナ貨物のうち、全体の18%を占める家具類は21%の増加。このほか機械類が8.7%増、電子電機が1.5%増、プラスチックが11%増、自動車関連が1.3%増、鉄鋼製品9.3%増、アパレル6.5%増――となり、上位10品目(シェア63%)の平均増加率は9.6%だった。

アジア発米国向けコンテナの62%を占めてトップの中国発は単月14.2%増、累計5.1%増と好調。2位の韓国発は4か月振りに2.9%増となったが、累計では依然、2%減にとどまる。韓国発コンテナのトランシップ(TS)分は中国発が12%増、ベトナム発23%増となったものの、日本発とインドネシア発はそれぞれ33%、21%の減少。

日本発米国向けの直航分はアジア10か国中6位で、6か月連続のプラス。単月10.4%増、累計7.9%増となった。韓国トランシップ分は33%減と9か月連続のマイナスだった。台湾で積み替えた貨物も19%減と伸び悩んだが、中国トランシップ分は64%増と大きな伸びを示した。

日本発直航分に含むアジア発トランシップ分は、中国発が3.2%減、ベトナム発が56.2%減となったのに対し、フイリピン発とタイ発が増加した。