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物流連、物流の「環境問題慮」テーマに講義

2017年5月22日 (月)

ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は22日、「物流の環境問題」についてグループ研究を行っている筑波大学付属駒場中学校生徒5人に対して講義を実施したと発表した。

村上敏夫事務局長が講師を務め、「物流の環境への配慮」をテーマにパリ協定の各国のコミットメント、CO2排出量など、各種資料を交えてわかりやすく解説した。

さらに、環境配慮への工夫として、モーダルシフト、物流の共同化、低公害車の採用、物流センターの省エネ化に加え、最新の話題として「宅配便再配達問題」について、2015年に国土交通省が「宅配便の再配達率とそれによる弊害」を数値化した内容から、再配達の与える環境への悪影響について説明を行った。

質疑応答では、共同配送や梱包資材の再利用、エコドライブの推進といった詳細な質問があがり、物流に対する生徒たちの学習意欲の高さが見られた。

物流連は今後、修学旅行で上京する中学校の生徒に対する「物流に関する講義」実施と並行して、都内の中学校・生徒向けの講義機会を設定する方策について、具体的に検討を進める。