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コープ東北、青森のスーパー「よこまち」と物流提携

2017年5月22日 (月)

M&A東北6県の9地域購買生協が加盟する生活協同組合連合会「コープ東北サンネット事業連合」は19日、青森県八戸市を中心にスーパーマーケット「よこまちストア」7店舗を展開する「よこまち」と商品仕入れ・物流の共同化などを柱として業務提携することに合意した、と発表した。

両者は2016年4月12日に業務提携に向けた協議を開始すると発表し、仕入れや物流の共同化について協議、半年後をメドに判断するとしていた。

提携で合意した内容は、(1)商品仕入・物流の共同化(2)商品、産地、メーカーなどの新規取引先の開拓(3)システム開発・更新・運用の共同化(4)備品などの共同調達(5)店舗企画・開発(6)人材育成・交流(7)生産工場などの機能の共同化(8)宅配事業などの業務連携――の8分野。

まずは18年4月から商品の共同仕入れ、物流の共同化を開始する。共同仕入れは加工食品、菓子・嗜好品、生活用品、消耗雑貨からスタートし、COOP商品は対象外とする。この取り組みに合わせ、コープ東北は共同仕入子会社「コープ東北」を設立する。共同仕入を行うためのシステム開発は、コープ東北が担当する。

物流については、共同仕入の対象商品の納品を、コープ東北の物流センターから店別仕分けで八戸物流センターへ納品。同センターではコープ東北の物流センターから納品された商品とそれ以外の商品を併せて店舗へ納品する。

また、店舗での取り扱い商品の決定と棚配置はコープ東北が起案し、よこまちと協議して決める。セール特売商品や月間サービス、100店舗企画などのサービス品は、コープ東北の企画に合わせて実施する。

生鮮品を市場から共同で仕入れるほか、商品、産地、メーカーなどの新規取引先の開拓面でも品揃えの強化、相互のデータ共有・分析といった提携効果を見込む。什器、備品、包装資材、消耗品などの調達も共同化する。