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インターコム

EDI・FAXの受発注に対応したB2Bサーバー

2017年5月23日 (火)
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サービス・商品インターコム(東京都台東区)は23日、物流・製造・流通などさまざまな業界のEDI(オンライン電子データ交換)やFAXによる受発注業務を一元管理する、B2B統合サーバー「Biware EDI Station 2」 (バイウェアイーディーアイステーション ツー)を新開発し、29日から販売開始すると発表した。

通信コストの削減や通信時間の短縮を目的に、国内EDIは業界を問わず電話回線をインフラとするレガシーEDIからインターネットをインフラとするインターネットEDIへの移行が進みつつあるなか、流通業や製造業などの企業間取引では小規模事業者を中心にFAXを利用した受発注業務が根強く行われている。

こういったニーズに応えるため、新商品ではレガシーEDI・インターネットEDIに加え、FAXによる取引に対応した。これにより利用者は、ジョブフロー(EDI取引の自動化に必要となる一連の処理の流れ)の作成から実行結果の確認まで、EDI業務とFAX業務の一元管理をこの1つのシステムで実現できるようになる。

さらに商品の主要な販売ターゲットである食品、日用品向け流通業での活用を想定し、新たに受信データに対する明細単位でのデータ抽出や並び替えを可能とした。

例えば、VANセンターが複数の卸売企業から受信したメーカー向けの発注データを一時的に蓄積しておき、同一メーカー向けの発注データを1つのファイルに結合した上で商品コード別に昇・降順で並び替えを行って該当のメーカーへ送信する、といった一連の処理を自動化できる。また卸売企業が、複数の小売企業から受信した発注データをメーカー別や商品別に明細を並び替えた上で帳票出力用のデータとして使用する場合にも活用可能。

また、市販のEDIパッケージでジョブフローを初めて作成する際に、「どのように作成すればよいのかわからない」といったことを防ぐため、ウィザードに沿って条件を入力することで、新規ジョブフローを作成できる「ワークフロー作成ウィザード」を新たに搭載。これにより、通信手順ごとに送信・受信の基本的なジョブフローを容易に作成することができる。

さらに毎日の取引予定と実行結果を時系列に並んだ一覧で確認できる「運用モニター」を搭載。これにより管理者は、このモニター画面を常時立ち上げておき、仮に取引エラーが発生した場合でもモニター画面から状況を確認した後、即座に対応を図ることができるようになる。

商品は「スタンダード版」に加え、拡張性や分散システムなどに対応した「プロフェッショナル版」を用意しており、スタンダード版の価格は63万2500円(税抜)で、プロフェッショナル版は149万5000円となっている。

■詳細
http://www.intercom.co.jp/biware/station/